におけるグラフ処理
では、グラフは指定した期間においてモジュールが持つ値を表現します。
には、大量のデータが保存されるため、2つの異なるタイプの機能を提供しています。
通常グラフ
一般的な特性
基本的なレベルでモジュールに保存された情報を表現するグラフがあります。
モジュールの変動する値の近似値を見ることができます。
モジュールデータは表示をシンプルにするための箱に分割され、全ての値が表示されるわけではありません。これは、表示を 最大、最小、平均の 3つのグラフに分割することによって補完しています。
- 利点: 多くのリソースを消費することなく素早く表示されます。
- 欠点: 提供される情報はおおよその値です。それらが表す監視状況は、イベント発生状況に基づいて計算されます。
表示オプション
- リフレッシュ時間
- グラフが再生成された時間です。
- 平均のみ
- 平均のみのグラフが生成されます。
- 開始日時
- この日時までのグラフが生成されます。
- 開始時間
- グラフが生成されるまでの時間、分、秒です。
- 拡大率(Zoom)
- グラフの拡大率です。
- 時間範囲
- データを集める時間設定です。
- イベント表示
- 一番上にイベント情報をポイント表示します。
- アラート表示
- 一番上に発生したアラートの情報をポイント表示します。
- パーセント表示
- グラフにパーセント表示の線を追加します。( の表示オプションで設定できます)
- 時間比較 (重ね合わせ)
- 同一のグラフを重ね合わせて表示します。ただし、選択した期間より前との重ね合わせです。例えば、期間として 1週間を選択し、このオプションをチェックすると、選択した期間の前の 1週間が重ねあわされて表示されます。
- 時間比較 (分割)
- 同一のグラフを表示します。ただし、選択した期間より前のグラフを別々に表示します。例えば、期間として 1週間を選択し、このオプションをチェックすると、選択した期間の前の 1週間のグラフも表示されます。
- 不明グラフ表示
- がモジュールの状態を把握していない、データ欠損、ソフトウエアエージェントの接続断などがあった期間を、グレーの箱で表示します。
- 詳細グラフ表示 (TIP)
- 生成モードを "通常" から "TIP" へ切り替えます。このモードでは、グラフを近似値ではなく実データで表示します。そのため、生成にかかる時間は長くなります。このグラフでは、次に説明するより詳細の情報が参照できます。
詳細グラフ
一般的な特性
実データを表現するグラフです。
モジュールが収集したデータをそのままの状態で表示します。
実データのため、追加のグラフ(平均、最小、最大)で情報を補足する必要はありませせん。
通常のグラフど同様に、不明状態の期間の計算に対応していますが、存在する場合は補完されます。
通常と TIP グラフで提供される表示例:
不明期間の通常グラフの例
不明期間の TIP グラフの例
- 利点: 表示されるのは実データです。モジュールのデータを最も忠実に表現します。
- 欠点: 通常のグラフより処理が遅くなります。表示する時間間隔やデータ量によっては、表示が遅くなります。